小規模事業者が顧客サービスを向上させるには、AIチャットボットの活用が効果的です。
特に、DocsBotはチャットボット機能に特化しており、前回紹介したDifyと比べて、より簡単に導入できるのが特徴です。
この記事では、DocsBotの特徴や使い方について、Difyとの比較も交えながら分かりやすく解説します。
AIチャットボットで簡単に顧客サービスを向上!DocsBotとDify比較
AIチャットボットが変える顧客サービス
近年、深刻化する人手不足の中で、AIチャットボットは顧客満足度を向上させる便利なツールとして注目されています。
特に「DocsBot」は、専門知識がなくても簡単に導入できる点が大きな魅力です。
AIチャットボットを電話代行サービスと組み合わせて活用することは、将来のAI技術を利用した電話代行の新しいサービス展開への足掛かりとすることにも意味があります。
DocsBotとは?– Difyより手軽に使えるAIチャットボット
DocsBotは、特別な技術スキルやコーディングの知識がなくても簡単に導入・運用できるクラウド型のチャットボットサービスです。
手持ちのドキュメントや指定したWEB情報を活用して、顧客対応に必要なナレッジを手軽に作成できます。
Difyと比べて設定がシンプルで、作成したナレッジをもとに適切な回答を生成するAIチャットボットをスムーズに導入できるのが特徴です。
DocsBotの主な機能
- 自然言語処理
ユーザーの質問を正確に理解し、的確な回答を生成します。 - 知識ベース
FAQやマニュアルなどの情報を学習・蓄積し、効率的な回答を提供します。 - 高いカスタマイズ性
チャットボットのデザインや回答方法を柔軟にカスタマイズできます。 - 簡単な導入
ノーコードで簡単に導入できるため、専門知識が不要です。 - 多言語対応
日本語を含む多言語に対応しており、幅広い利用が可能です。 - ツール連携
OpenAIの最新モデル「GPT-4o」など、さまざまなツールやサービスとスムーズに統合できます。
DocsBotの使い方 – 簡単に始められるクラウド型チャットボット
DocsBotはクラウド型サービスのため、特別なソフトウェアをインストールする必要がありません。
ブラウザからアクセスするだけで、直感的な操作で簡単に設定できます。
また、チャットボットのURLを顧客に教えたり、自社のウェブサイトにチャットボットを埋め込むことで、スムーズに利用を開始できます。
Difyとの比較
DocsBotは、Difyに比べてシンプルなユーザーインターフェースを持ち、より手軽に利用できます。
また、ブラウザから直接利用できるSaaS型サービスのため、サーバーの準備や複雑な設定が一切不要です。
DocsBotの導入方法
DocsBotの導入は、以下の手順で簡単に行えます。
- アカウント登録
公式サイトでアカウントを作成します。 - OpenAIのAPIキー入力
OpenAIのアカウントを作成し、事前に取得したAPIキーをDocsBotに入力します。 - ボットの作成と設定
ボットの名前や説明を入力し、必要な基本設定を行います。 - ナレッジの作成とインデックス化
FAQや製品情報などを登録し、AIがインデックスを作成します。 - サイトへの埋め込み
DocsBotが生成したコードを自社のウェブサイトに埋め込むだけで完了です。
出典: Creating Your First Bot with DocsBot AI(DocsBot公式ページ)
実際にDocsBotを埋め込んだページは、チャットボットと電話代行、チャットボットオペレーター代行サービスを参考にしてください。
DocsBotの無料プランを活用しよう
DocsBotの無料プランは、基本的なチャットボット機能を手軽に試せるサービスです。
初めてチャットボットを導入する方や、機能をお試しで利用したい場合に最適です。
ただし、無料プランには以下の制限があります。
- ボット作成
作成できるカスタムボットは最大1つ - 質問対応
1か月あたり最大100回の質問に対応 - 情報ソース
利用できるデータはURLやURLリスト、ドキュメント形式(テキスト、Officeファイル、PDF、HTML、Markdown、EML、ZIP、Excel、CSV、TSVなど)のみ
無料プランを活用して、DocsBotの基本的な機能を体験してみましょう
DocsBotの無料プランを利用する手順は以下のとおりです。
- アカウント作成
DocsBotの公式サイト(https://docsbot.ai/)にアクセスし、右上の「Try Free」ボタンをクリックします。 - メールアドレスとパスワードを入力し、利用規約とプライバシーポリシーに同意して「Sign up」をクリック
- OpenAI APIキーの取得
OpenAIの公式サイト(https://platform.openai.com/)でアカウントを作成し、ダッシュボードからAPIキーを生成。 - APIキーの入力
DocsBotのダッシュボードに戻り、OpenAIの公式サイトで取得したAPIキーを入力して「Save Securely」をクリック。
- チャットボットの作成
ダッシュボードで「New Bot」をクリックし、ボットの名前、言語(日本語を選択)などの基本情報を入力します。
「Create Bot」をクリックしてボットを作成します。 - 情報源の追加
作成したボットの設定画面で、「Source type」から「URL」を選択し、ボットに学習させたいウェブサイトのURLを入力して「+Add source」をクリックします。 - チャットボットのテスト
Chatタブで、実際に質問を入力してボットの応答を確認します。 - 公開
テストで問題がなければ、Widget Embedボタンを押して埋め込みコード(埋め込み用scriptやiframeなど)を取得して、WEBサイトへ書き込みます。
RAG機能
DocsBotは、RAG(Retrieval Augmented Generation)という技術を採用しています。
この技術により、URLやPDFだけでなく、Dropbox、Google Drive、Confluenceなど、さまざまな情報ソースからデータを取り込み、ナレッジを作成できます。
作成されたチャットボットは、このナレッジをもとに、ユーザーからの問い合わせに適切な回答を生成します。
必要なスキルについて
DocsBotの利用に特別なプログラミングスキルは不要です。
ITスキルがあまりない小規模事業者でも、直感的に操作できる管理画面を使って簡単に設定できます。
さらに、Difyと比べても、使用方法を学ぶ手間が少なく、手軽に始められるのが特徴です。
料金プラン
DocsBotには、ビジネス規模や利用ニーズ(チャットボットの数や情報ソースのページ数)に応じて選べる複数の料金プランがあります。
最新の料金については、公式サイト (DocsBot料金プラン)をご確認ください。
なお、DocsBotの利用料金に加えて、OpenAIのAPI利用料が別途必要となります。
参考資料
DocsBot公式ドキュメント
DocsBot公式ブログ
AIでAPIを用いた本格Chatbotを制作!『Docsbot』の使い方と料金
まとめ
DocsBotは、小規模事業者でも簡単に顧客サービスを強化できるAIチャットボットサービスです。
Difyと比べ、チャットボットに特化した機能と直感的な操作性が特徴で、プログラミング知識がなくても手軽にAIチャットボットを導入できます。
さらに、電話代行サービスと組み合わせることで、顧客満足度を高めることができます。
テルシンク24電話代行サービスプラン紹介
サイト内にDifyで作成したAIチャットボットを埋め込んだり、サービスの問い合わせにAIチャットボットの公開アドレスを知らせることで、標準的な電話代行プランでも顧客対応がスムーズに行えるようになります。
テルシンク24電話代行サービスの標準的な電話代行プランには、以下のプランがあります。
スタートプラン
- スタートプラン
スタートプランは、顧客対応中の電話や新規案件の取りこぼしを防ぎ、業務効率化を目指す汎用の格安プランです。
年末年始祝祭日の追加料金なし
スタートプラン詳細
スタンダードプラン
- スタンダードプラン
スタンダードプランは、電話受付と問い合わせ対応向けに、標準的な電話代行機能とQ&A機能を持つ汎用の電話代行プランです。
事前に作成したマニュアルに従って、問い合わせや予約受付、キャンセル、予約変更に対応します。
年末年始祝祭日の追加料金なし
スタンダードプラン詳細
ネクストプラン
- ネクストプラン
ネクストプランは、受注や商品サポート窓口などアフターコール処理が充実した汎用的な電話代行プランです。
対応履歴を蓄積することで、対応マニュアルの精度を高めることができます。
年末年始祝祭日の追加料金なし
ネクストプラン詳細
これらの標準的なプラン以外にも、業種や利用条件に合わせたさまざまな専門パッケージが用意されています。
テルシンク24電話代行サービスは、お客様業務内容により柔軟にカスタマイズしてご利用いただけます。
お問合せやご相談だけでも大歓迎で対応しています。
お問い合わせ
お願い
上記のフリーコール電話がビジーの場合は、03-4588-2707でも受け付けております。お手数ですがお急ぎの場合はご利用ください。
下記のリンク先よりメールフォームでの、お問合せやお見積りのご依頼、お申込みも受け付けております。